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調査レポート

2016.8.31 市況

物流施設の賃貸マーケットに関する調査(2016年7月時点)

【東京圏】

今期(16年7月)の空室率は4.4%となり、前期の4.6%から0.2ポイント低下した。今期は新たに9棟が竣工し新規供給は47.3万㎡と比較的高い水準となった。また、新規需要も堅調で新規供給を若干上回る48.1万㎡となり2四半期連続での需給改善となった。
東京圏の募集賃料は4,000円/坪で、前期から横ばいとなった。2013年1月の3,800円/坪を底に募集賃料の上昇が続き、2014年7月以降は概ね4,000円/坪前後で推移している。

【関西圏】

今期(16年7月)の空室率は3.6%となり、前期の1.4%から2.2ポイント上昇した。今期の新規供給は21.9万㎡となり調査開始以来で最大となった。他方、新規需要は14.1万㎡で新規供給の6割強の水準に留まった。
関西圏の募集賃料は3,390円/坪となり、前期から横ばいとなった。関西圏の募集賃料は2015年7月の3,560円/坪をピークに3四半期連続で下落していたが、今期で下げ止まった。

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