JP

調査レポート

2022.11.30 市況

物流施設の賃貸マーケットに関する調査(2022年10月時点)

【東京圏】

・今期(22年10月)の空室率は4.0%で、前期の3.2%から0.8%の上昇となった。2021年1月の0.2%を底に7四半期連続の上昇で、昨年の逼迫した需給環境から1年あまりで均衡した局面に移行した。
・東京圏の募集賃料は4,700円/坪で、前期の4,680円/坪から20円/坪(プラス0.4%)で、ほぼ横ばいである。均衡した需給バランスを背景に、募集賃料は安定している。

【関西圏】

・今期(22年10月)の関西圏の空室率は1.6%で、前期の2.3%から0.7ポイントの下落となった。今期(22年8月~10月)の新規供給は19.1万㎡に対して、新規需要が24.3万㎡で若干上回ったことが、4四半期ぶりの空室率の低下に繋がった。
・関西圏の募集賃料は4,300円/坪で、前期の4,420円/坪から120円/坪(マイナス2.7%)の下落となったが、前期(2022年7月)に大幅に上昇した反動で、関西圏の賃料動向は一進一退で落ち着いている。

pagetop