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調査レポート

2024.5.31 市況

物流施設の賃貸マーケットに関する調査(2024年4月時点)

【東京圏】

・今期(24年4月)の空室率は7.4%で、前期の7.1%から0.3ポイントの上昇となった。今期(24年2月~4月)は調査開始以来で最も多い23物件が新たに竣工したが、新規供給は今期がピークで、今後は空室率の上昇スピードが鈍化していくことが期待できる。
・東京圏の募集賃料は4,860円/坪で、前期の4,620円/坪から240円/坪(プラス5.2%)の大幅な上昇となった。東京都内や埼玉県南部など賃料水準が高い地域での募集物件が増えており、建築費の高騰に伴う賃料上昇圧力もあって、3四半期連続での募集賃料の上昇に繋がった。

【関西圏】

・今期(24年4月)の関西圏の空室率は2.9%で、前期の3.0%から0.1ポイントの低下となった。底堅いニーズを背景に良好な賃貸市況が続いている。
・関西圏の募集賃料は4,210円/坪で、前期の4,240円/坪から概ね横ばいである。均衡した需給バランスを背景に、募集賃料の動向でも目立った動きはなく、落ち着いた推移である。

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