【東京圏】
・今期(24年7月)の空室率は7.7%で、前期の7.4%から0.3ポイントの上昇となった。今期(24年5月~7月)の新規供給は41.7万㎡と低水準となったが、新規需要はさらに低い27.4万㎡で、この5年間で最も低く、需給緩和が一段と進んだ。
・東京圏の募集賃料は4,820円/坪で、前期の4,860円/坪から僅かな下落となった。需給バランスは引き続き緩和傾向で、東京圏全体の募集賃料は弱含みである。
【関西圏】
・今期(24年7月)の関西圏の空室率は2.7%で、前期の2.9%から0.2ポイントの低下となった。今期(24年5月~7月)の新規需要は35.2万㎡で、新規供給の34.6万㎡をわずかに上回り、底堅いニーズを背景に、安定した賃貸市況となっている。
・関西圏の募集賃料は4,180円/坪で、前期の4,210円/坪から僅かな下落となった。均衡した需給バランスを背景に、募集賃料に目立った動きがなく、落ち着いた推移である。