【東京圏】
・今期(24年10月)の空室率は8.6%で、前期の8.4%から0.2ポイントの上昇となった。東京圏では2021年1月の0.3%を底に、4年近くにわたり空室率が上昇しているが、そのスピードは徐々に鈍化している。
・東京圏の募集賃料は4,780円/坪で、前期の4,820円/坪から僅かな下落となった。緩和基調の需給バランスが継続し、東京圏全体の募集賃料は弱含みである。
【関西圏】
・今期(24年10月)の関西圏の空室率は3.6%で、前期の3.1%から0.5ポイントの上昇となった。今期(24年8月~10月)の新規供給は12.1万㎡と低水準であったが、新規需要も6.2万㎡に留まり、需給両面で動きが乏しかった。
・関西圏の募集賃料は4,230円/坪で、前期の4,180円/坪から上昇となった。均衡した需給バランスが継続し、募集賃料にも目立った動きはなく、落ち着いた推移である。